ハード・ソフトタイプのコンタクトレンズがある中、角膜との密着度が高いのはソフトタイプにも言えますが、その分、装用時は傷が付きやすく、痛みまでは感じていなくても、結膜部分が充血してしまうケースもあります。
通常、レンズを装着しなくとも、まつ毛などが入る、あるいは痒みなどから目をこすってしまうなどして、角膜や結膜が傷付きやすくなります。目に違和感があり、まつ毛などの混入が見られる場合は、コンタクトレンズの使用を止め、目の洗浄で異物を洗い流すことが大切です。
また、装着していたレンズは使わず、使い捨てタイプならば新たなレンズに付け替えます。レンズの装用に問題が生じている場合にも、結膜に充血が見られることもあり、内皮障害の原因にならないためには、専用の目薬で対処もでき、自然治癒力で治すことは可能です。
レンズを付ける手は、清潔にし、使い捨てタイプではないならば、洗浄液などに浸すなどの保存法にも気を配ることが大事です。角膜は涙を介して酸素呼吸し、不足してしまうことでドライアイの症状を招くこともあります。
解決策となるのは、ソフトタイプに限っては、含水率から選択することです。含水率が50%を超えている場合には、潤いは十分ですが、その分、レンズが汚れやすくなり、タンパク汚れなどによる充血もしやすくなります。可能であれば、眼鏡との併用が最適ですが、汚れ、潤いに強いレンズを使うこと、眼科医に相談することも大切です。